今週の第1位は『週刊ダイヤモンド』・・・頭取ランキング


週刊ダイヤモンド ... 頭取ランキング
週刊東洋経済 ... やり直し相場ではじめるETF(上場投資信託)超入門
週刊エコノミスト ... 世界がおびえる中国と利上げ
日経ビジネス ... あなたに迫る 老後ミゼラブル

 だいたい多くの人の頭のなかにあるに違いありません。なぜ銀行だけ社長を頭取と呼ぶのかと。その疑問に答え、しかもその頭取を成績別にランキングしてしまうという、本邦初の試みを『週刊ダイヤモンド』がやってしまいました。銀行の絶対権力者を丸裸というサブタイトルも効いています。これが今週の第1位です。
『週刊東洋経済』の特集はETF(上場投資信託)です。ETFなんかなぜ今取りあげるのだろうと思う方もいるでしょうが、最近の下げ相場でにわかに注目を集めているというのがその理由です。先週『週刊ダイヤモンド』が今週『週刊エコノミスト』が金融パニックを特集していますが、これはその視点をちょっとずらした特集と言えるでしょう。これが第2位です。
『週刊エコノミスト』はその「金融パニック」を先週の『週刊ダイヤモンド』に続いて取りあげました。中国危機の革新がコンパクトにまとめられている点を買って第3位。
『日経ビジネス』はこの前『週刊東洋経済』が特集した「老後の問題」です。普通の中流の人たちに悲惨な老後が待っているという特集です。実際、その現実は迫っています。今から、プロパガンダしても遅い気がしますが、自己防衛だけはしっかりとやっておかねばならないでしょう。でも、この手の特集はあまり読む気がしないので、4位です。

   <第1位>       <第2位>       <第3位>       <第4位>

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第1位
■ 週刊ダイヤモンド■ <<< 頭取1位はあの地銀

『週刊ダイヤモンド』が銀行の頭取をランキングした、本邦初の特集だ。タイトルは「頭取ランキング 銀行の絶対権力者を丸裸」。全国112銀行頭取の実力を、市場評価・収益性・効率性・公共性の4つのテーマ全7指標を設定して測り、ランキングしたという。一体何のため? それは記者たちの日頃の現場取材で、頭取に対する諦めの言葉を聞く機会が増えてきたことがきっかけらしい。殿様イメージの頭取は「自分が頭取の間に銀行がつぶれるわけじゃないのだから、誰も面倒なことはしたがらない」。そんな"逃げ切り頭取"に釘を刺し、「あえて火中のクリを拾う頭取をもり立てられないか」。そんな思いの特集だという。
 人口の減少、金融業務に参入する巨大IT企業と、銀行の経営環境は激変している。この環境下で『週刊ダイヤモンド』が提示するこれからの頭取力は、①買収・再編をめぐる大胆な決断力とタフな交渉力、②新たなビジネスの可能性を先読みする先見性、③危機に陥っても動じない胆力とリスクテイク能力、だ。さて、新たな頭取像に最も近いランキング1位は誰か!? それはメガバンク頭取を抑えて、銀行頭取最高報酬を受け取るあの地銀社長。詳しくは本誌でご確認を。
 第2特集は「クールJAPANコンテンツの現実(リアル)」。


第2位
■ 週刊東洋経済■ <<<  短期にも下げ相場にも、長期にも強い投資

 個人投資家のみなさんには今さら......な情報かもしれないが、ETF(上場投資信託)が大人気だという。この昨今の不安定な株式市場にあって、ETFの売買代金は1兆163億円と、史上初めて1兆円を突破し、東証全現物株の2割を占めるまでの人気商品となった。アベノミクス相場前は「100億円を超えたらすごいと言っていた。今や隔世の感がある」と、証券関係者。海外ではすでに純資産高360兆円に迫る巨大市場(2015年6月末現在)だが、ここにきて日本でもブレークしている。
 そのETFを『週刊東洋経済』が特集した。題して「やり直し相場ではじめる ETF超入門」。長期的な国際分散投資から短期売買の大儲け狙いまで、その投資法を基礎から解説するという。
 なぜいまETFなのか。本誌は下落相場に強いことをまずその理由に挙げている。そして長期投資したときの投資信託と比較した圧倒的な信託報酬コストの低さ。短期売買での儲けを期待する投資家にも応える商品もある。この特集でますますETF売買代金は膨らむことになるか否か。証券関係者は大いに期待しているに違いない。


第3位
■ 週刊エコノミスト■ <<<  チャイナ・ショックの核心

 先週『週刊ダイヤモンド』が「米中発!金融パニック 世界緩和バブルの終焉」を緊急特集として第1特集で扱ったが、今週は『週刊エコノミスト』が「世界がおびえる中国と利上げ」と題して特集した。おなじみのアナリストから中国事情専門家まで、『週刊エコノミスト』ならではのシンプルな切り口設定が、『週刊ダイヤモンド』とはまたひと味違う情報を提供する特集となっている。
 中国市場でついに自動車もスマホも飽和状態となり、アップルもサムスンも外資系自動車会社もその成長が急失速中だ。対中輸出依存度の強い韓国では、リーマンショックを超える輸出減少に主要産業の業績が軒並み悪化している。iPhoneと中国需要が株価を押し上げてきたアップル株が8月に急落したのも、中国経済悪化の影響だ。資源国である南アフリカやブラジル経済も打撃を受ける。ページ数は少ないものの、コンパクトにチャイナ・ショックの核心がまとめられている。
 三菱東京UFJ頭取・平野信之氏。『週刊ダイヤモンド』「この人に聞く」、『週刊東洋経済』に続き、『週刊エコノミスト』「特別インタビュー」にも登場。三菱東京とUFJの統合から10年という節目の年なんだね。


第4位
■ 日経ビジネス■ <<<  老後は、円の貯蓄より縁の貯蓄を

『日経ビジネス』よ、おまえもか。
 4週前の『週刊東洋経済』の特集「下流老人」に続いて、今度は『日経ビジネス』が「あなたに迫る 老後ミゼラブル」。リスクを知らせる大切な情報かもしれないけれど、老後のために貯蓄しないと!とか、いろんな意味で若い人に老後への恐怖心を抱かせる感じがして、どうも苦手だ。
 ヨボヨボの高齢な自分を想像できない脳天気な性格だからだろうか。しかし、日本はこれから超高齢化社会を迎えることは確実で、その社会を少しでも明るいものにするためには、高齢になっていく一人ひとりの、真っ当に尊厳をもって生きていこうとする地道で健気な努力が必要なわけで、なおさらに心とカラダの健康管理に努めねばと思った次第。
 本誌も特集のエピローグタイトルを「『円』の貯蓄より『縁』の貯蓄を」と結んでいる。


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