今週の第1位は『日経ビジネス』・・・MBAでは学べない永守式リアル経営学


日経ビジネス ... MBAでは学べない永守式リアル経営学
週刊ダイヤモンド ... 保険
週刊東洋経済 ... 最新マネー術
週刊エコノミスト ... マイナス金利に勝つ! 資産運用

 今週はマネーがらみの特集を打つ経済誌が3誌もありました。興味のある人にはいいのでしょうが、どうしてもこの低金利下で「何ができる?」との思いが強い人が多いのではないでしょうか。そんな中で今週は『週刊エコノミスト』以外の各誌で「セブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長辞任」の記事が目立ちました。
 その筆頭は『日経ビジネス』です。特集を横に追いやり、表紙には大きく鈴木氏の写真を掲げ「緊急特集」と銘打ちました。6ページにわたってその詳細と予測を取りあげています。同誌の特集は永守式リアル経営学となっていますが、実際は永守氏のインタビューと、その他の異端的な経営を行なっている企業のケーススタディです。でも、読みごたえはありました。これが今週の第1位です。
『週刊ダイヤモンド』は定番の一つである「保険」の特集です。かなりきめ細かい特集です。これが第2位で、第3位は『週刊東洋経済』、第4位は『週刊エコノミスト』のマネー特集です。


  <第1位>       <第2位>       <第3位>       <第4位>

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第1位
■ 日経ビジネス■ <<< 異端の経営手法に学ぶ

 今週の『日経ビジネス』の表紙は、セブン&アイ・ホールディングス会長・鈴木敏文氏。4月7日、決算発表の場で急きょ引退を表明した。カリスマ経営者が提案した後継人事案が否決されたのが直接の引き金とされる。これが<緊急特集>「セブン鈴木帝国 終わりの始まり」だ。6ページにわたり、かなり詳しい。
 さて、第一特集は、日本電産・永守重信会長兼社長が推進する経営手法を取り上げた「MBAでは学べない永守式リアル経営学」。「井戸掘り」「家計簿」「千切り」といった永守重信氏の独特の経営手法が、実は最先端の経営学に裏打ちされたものだということが、大量のデータ分析によってわかってきた。かつては「異端」とされてきた経営手法に秘められた、最先端の経営学のエッセンスを解明する。読みどころはPart1の対談。永守氏の経営手法に気鋭の経営学者・入山章栄早稲田大学ビジネススクール准教授が切り込む。


第2位
■ 週刊ダイヤモンド■ <<< 良い保険と悪い保険

 定番特集の「保険」。『週刊ダイヤモンド』はゴールデンウイーク前のこの時期にもってきた。タイトルは「見直すなら最後のチャンス! 保険」。なぜ「最後のチャンス!」なのか? それは来年以降保険料が大幅アップする可能性が高いからだ。
 マイナス金利の導入や標準利率の引き下げ、かんぽ生命保険の上場に果ては生損保入り乱れての超大型M&A、そして5月末には改正保険業法が本施行される。保険業界はかつてない大波に見舞われている。最新のデータによれば、1世帯あたりの年間保険料は平均41万6000円。30年払い続けたとすると1248万円! 住宅の次に大きな買い物と言われるが、実は保険会社のカモにされ無駄金を払い続けている加入者も多い。保険は結婚や出産、子供の大学入学、定年、年金受給など、ライフイベントごとに見直すべきタイミングがあるという。
 辛口の保険評論家として有名な長尾義弘氏によれば、「良い保険の条件」として①一定期間の保険であること、②シンプルな保険であること、③貯蓄性の無い保険であること、④コストパフォーマンスが良い保険であること、⑤途中で変更できる等、使い勝手の良い保険であることだという。プロが進める商品ランキングを参考に、今年こそ保険の見直ししてみますか?


第3位
■ 週刊東洋経済■ <<< マイナス金利に負けるな

 今週は『日経ビジネス』を除く3誌がマネーがらみの特集だ。特に『週刊東洋経済』と『週刊エコノミスト』は「マイナス金利に負けない」資産運用をテーマにしてきた。『週刊東洋経済』のタイトルは「マイナス金利に負けない! 最新マネー術」。資産運用から保険の見直し、家計簿アプリまで。新年度に考えるおカネの正しい守り方を多岐にわたって特集する。
 2月に導入されたマイナス金利によって1年定期預金の金利は0.026から0.020まで低下した。金庫もバカ売れしているが、本誌の資産運用アンケートでは預貯金を運用商品へとシフトをする、または検討すると答えた人の割合は約6割に及んだ。一方で、運用商品の市場環境は良いとは言えない。アベノミクス相場は息をひそめ、先行きは読み辛い。この環境下でいかに財産を築き守れば良いか。マイナス金利に負けないマネー術を解説する。
 巻頭特集では、V字回復後2年で株式時価総額が半減した日立を特集。V字回復の立役者・中西宏明会長の神通力もここまでか!?


第4位
■ 週刊エコノミスト■ <<< 1口500万円の定期預金に殺到

『週刊エコノミスト』の得意テーマはマクロ経済。だけでなく、マネー関連もかなりの頻度で取り上げられる。今週はそのマネーの週。タイトルは「マイナス金利に勝つ! 資産運用」。
 プロでさえ運用に悩む昨今、個人のマネーはどこに群がっているのか? 特集冒頭で語られるのは、鳥取銀行インンターネット支店で取り扱う定期預金に、県外から預金者が殺到したというエピソード。その5割が関東圏からだという。マイナス金利で多くの銀行が定期預金金利を0.1%へ引き下げるなか、同支店では1年もの「大山定期」(1口500万円)で0.40%など(現在は0.28%)、少しでも金利が高い商品に金利に敏感な個人が全国から殺到しているそうだ。(すごいな〜) 預金第一、貯めるの大好きな余裕のある日本人シニアのなせる技と推測するが、特集では国際分散投資や米国株投資を解説。また、国内株式では「マイナス金利で上がる株・下がる株」、「マイナス金利に耐える投資信託」、REITの買い時解説などを取り上げている。


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