極秘資金

極秘資金松室哲生 著(ペンネーム 長岡哲生)

─『極秘資金』というのは凄いタイトルの小説ですね。経済ミステリーだそうですが、どんな話なんですか。

巨大企業にのみ、国から特別に付与されるという「超巨額資金」。
一流企業の幹部はなぜ闇に取り込まれるのか。
元経済誌の編集長が圧倒的な取材力で描く驚天動地の経済ミステリー!

巨大企業にのみ、国から特別に付与されるという「超巨額資金」。
一流企業の幹部はなぜ闇に取り込まれるのか。
元経済誌の編集長が圧倒的な取材力で描く驚天動地の経済ミステリー!

日本の大手電機メーカーである坂山電機のエリート部長だった宮本誠は、ある事件をきっかけに会社を退職する。妻が死んで父一人子一人の生活。しかも、息子は小学5年生。息子の世話をしながら就職活動をするがうまくいかない日々が続く。

そんなある日、宮本に絶好の就職話が舞い込んだ。ある優良不動産開発会社のオーナー社長が、子会社の社長を探していたのである。その話を受け、宮本は優良不動産開発会社の子会社の社長に就任するが、そこから複雑な事件に巻き込まれていく。

ある日、そのオーナーに呼ばれ、未公開株詐欺と思われる話の調査を命じられる。その数日後には、やはりオーナーの紹介で国家的な規模の巨額資金を極秘に付与すると言う話に誘われるのだ。しかもその資金はM資金のような詐欺ではなく、誰にもリスクが及ばないし、うまくいけば紹介した宮本にも多額の報酬が入るというのだ。

宮本はこの話の扱いに悩みながらも、古巣の坂山電機専務・菅谷光雄に紹介する。菅谷は乗り気になり、話は進んでいった。