2016年11月 2日

今週の第1位は『日経ビジネス』・・・サイバー無策 企業を滅ぼす


日経ビジネス ... サイバー無策 企業を滅ぼす
週刊エコノミスト ... 家は中古が一番
週刊ダイヤモンド ... こんなに簡単! 格安スマホ 最終決断
週刊東洋経済 ... 50歳から増やすおカネ


 こういうことばかりを見ていると、今後世界はどうなっていくんだろうと考え込んでしまいそうなことがいくつかあります。そのうちの一つがサイバーテロ。無作為に行なわれるこのネット上のテロ攻撃は、どんどんエスカレートして遂には企業のデータを人質にし、身代金要求を行なうところまで行きついています。しかもそうした連中の標的に日本が上がっているとは! しかし、実態は実態ですから、十分な対処が必要です。今週の『日経ビジネス』はこのサイバーテロの実態を取材し、企業はどう対応していくべきかを説いています。これが今週の第1位です。
 ストレートなタイトルに勝る分かりやすさはないというのが、編集者の認識だと思いますが、それにしても近頃の『週刊エコノミスト』の割り切りのよいタイトルの付け方は分かりやすく、しかもインパクトがあります。今週は「家を買うなら中古」なのだそうです。中身も頭金なしで買える物件の一覧などがあり、実用的です。第2位。
 そして、第3位は格安スマホを取りあげた『週刊ダイヤモンド』です。誰もが一度は頭の中で考えた格安スマホへの乗り換え、でも踏み切れなかったという人には今週の同誌の特集は必読だと思います。
 最後の『週刊東洋経済』は50代からどうやって1億円を作るかという夢のようなテーマの話です。


  <第1位>        <第2位>       <第3位>       <第4位>


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第1位
■ 日経ビジネス■ <<< ネットから身代金要求

 サイバー空間に巣食う犯罪者集団が遂に日本企業をターゲットにし始めたという。彼らの武器は「ランサムウエア」と呼ばれるもの。企業のデータを人質に身代金を求めるのだ。あらゆるものがインターネットに繋がる今の社会、裏を返せばあらゆるものにサイバー犯罪の魔の手が及ぶ。一方で経営者達のサイバー攻撃に対する意識は低い。
 というわけで、今週の『日経ビジネス』の特集は「サイバー無策 企業を滅ぼす」。サブタイトルは<猛威を振るう身代金ウイルス>だ。何気に怖い。
「軒先」という社名のベンチャー企業がある。駐車場を貸したい人と借りたい人を仲介するシェアリングサービスを展開し脚光を浴びていたが、今年7月サイバー攻撃により利用者全員のクレジットカード情報が漏洩した可能性が判明、業務の全面停止に追い込まれた。このようなサイバー攻撃に適切な対策を打つのが経営者の使命だが、日本では逆に企業役員のウィルス感染率が一般従業員に比べて8%ほど高く、機密情報に触れる機会が多い役員ほど情報漏洩の原因となってしまっている。IoTであらゆるものがネットワークに繋がる現代社会、昨年の冬にはウクライナでサイバー攻撃による大規模停電が起きた事例もある。企業経営者は慎重に適切な対策を下す必要がある。大変な時代になってきた。


第2位
■ 週刊エコノミスト■ <<< 頭金なしで買える中古住宅一覧

 マイナス金利時代は「賃貸<購入」! しかも中古が一番おトク! そんな住まいの新セオリーを今週の『週刊エコノミスト』が特集した。「家は中古が一番」という特集タイトルである。
 活況だった投資用新築マンションの話ではない。将来のインフレリスクを鑑みても、住宅ローン金利の底が見えたいま、中古住宅の購入は確かな生活防衛であり投資であるという。
 そこで、30歳から55歳までが無理なく頭金なしで買える中古住宅を首都圏、近畿圏、名古屋圏、福岡圏、札幌圏で抽出しマップ化。新築信仰を捨てて価格下落リスクの少ない中古物件をリノベし、「中古でよかった」と言える住まい選びを提言する。


第3位
■ 週刊ダイヤモンド■ <<< 格安スマホに乗り換える?

 この1年で格安スマホに乗り換える人が急増しているという。どうしても「安かろう悪かろう」というイメージと不安がよぎり、選択肢から外してきた人も多かろう。私もその1人。
 しかし今週の『週刊ダイヤモンド』によれば、大手と比べても遜色ないレベルに達したものも多いという。さあ、「こんなに簡単! 格安スマホ 最終決断」を読んであなたも格安スマホに移行しますか!?
 本誌が格安スマホを推す理由は5つ。まずとにかく圧倒的に料金が安い。大手キャリアと比べると、月々の利用料が半額から3分の1だ。第2にサービスが充実してきてプランも充実、弱点と言われてきた通話サービスも改善した。第3に端末の種類が豊富となり、高性能・高品質端末が続々投入されている。第4はiPhoneも使えるようになった。大手キャリアで購入したものも6S以降の機種なら6カ月経過すればSIMロック解除で移行可能だ。第5は行政が携帯電話料金の値下げを後押ししていることが上げられる。以上から「乗り換えないと損!」と言い切る『週刊ダイヤモンド』だけに、初心者でも安心の乗り換えマニュアルや、タイプ別おすすめプランなど手取り足取りの編集ページとなっている。


第4位
■ 週刊東洋経済■ <<<  50代からでも1億円増やせる!?

 今週の『週刊東洋経済』は「50歳から増やすおカネ」が特集テーマだ。経済誌を読んでいる意識レベルの高い系ビジネスマンでも、長寿社会の昨今は老後の生活に漠然とした不安を当然抱いている。老後の生活費は足りるのだろうか? 貯めたいけれど子供の教育費がかさんで貯まらない。そんな心の声が聞こえてきそうだが、『週刊東洋経済』は老後資金1億円を貯めましょう、と訴える。要するに、50代からは仕事に全力投球するだけでなく、資金運用も生活の一部とする、そんな意識改革なくして老後の安定なしと説いているのだ。一世代上の自分としては、そんな器用なことができるのかね?と思ってしまうが、"心配"をなくすための50歳からの投資術を指南している。
 緊急連載「原発 最後の選択」は第3回。原発の安全対策を追う。