2016年2月 3日

今週の第1位は『週刊ダイヤモンド』・・・儲かる農業


週刊ダイヤモンド ... 儲かる農業
日経ビジネス ... 凄い売り方
週刊エコノミスト ... 投資が恐い人の 資産防衛大綱
週刊東洋経済 ... ホテル 激烈30年に一度の活況

 先週、『週刊エコノミスト』が第2特集で農業を取りあげましたが、今週は『週刊ダイヤモンド』が「儲かる農業」をテーマに特集しています。TPP合意でニッポンの農業が大きく変わろうとしているこの節目の時、全国の有望な農家の取材やデータ分析を基に組んだ大特集はなかなか迫力がありました。これが今週の第1位です。
 第2位は規格外の「凄い売り方」を理論を元に検証し紹介している『日経ビジネス』です。営業の特集というのは経済誌のネタとしては割によくあるのですが、日経の特徴でしょうか、凄い売り方を個々の特質としてではなくその背景にある理論に目を付けたのが目新しいところでしょう。
『週刊東洋経済』の特集は「ホテル」です。恒例の企画ですが、同誌の特徴は名だたるプロ36人に聞いたアンケートになっていて、ランキングもなるほど説得力があります。例えば東京のベスト10で弊社の『CEO社長情報』でも取りあげた「庭のホテル」が第7位に入っている点など興味を惹きました。これが第3位です。
 そして、今勢いのある『週刊エコノミスト』ですが、資産防衛を特集しています。ただそれ以上に気になったのが、特集の最後のページにでていた書籍の広告。同志社大学大学院浜矩子教授の『さらばアホノミクス』(毎日新聞出版刊)です。いっそこれで特集やったら如何?

   <第1位>       <第2位>       <第3位>       <第4位>

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第1位
■ 週刊ダイヤモンド■ <<< 攻める農業の息吹

 ニッポンの農業が大きな節目を迎えている−−−−−。農政改革の敢行、TPP合意で始まる貿易自由化、農家の世代交代が、待ったなしで農業に押し寄せる。自民党は小泉進次郎氏を党の農林部会長に任命。農政への注目度を高めて本気度を示した。日本の農業は、農協が牛耳る農業から生産者・消費者双方がトクをする世界で競争力のある農業へと生まれ変われるのだろうか。今週の『週刊ダイヤモンド』は「攻めに転じる大チャンス 儲かる農業」と題して、これからの農業に迫る。
 まず自民党農林部会長・小泉進次郎氏へのインタビューから特集は始ま
る。昨年末1月末の2回にわたって話を聞いている。小泉氏は地方に稼げる仕事を生み、人口減少に歯止めをかける1つの「解」が「農業の復活」にあるという。遅ればせながらも政治が動き始めた、そう感じさせる必読インタビューだ。
 特集の柱は「担い手農家アンケート」だ。その分析からあぶり出された「モデル農家」の経営力の強さがすごい。その共通点は「独自の販路」「コストダウン&付加価値を高める"減農薬"」「農協や補助金に依存する発想なし」の3つだ。取材先農場のなかには、生産技術に精通する現場のマネージャー育成に定評ある農場もある。その農場は経営ノウハウの講義を映像化し無料公開して農業を支える人材育成を進めている。すごい。そのほか、「生き残る農協はここだ! 全国JA支持ランキング」など。
 第2特集は「世界中を惹きつける 銀座の磁力」。


第2位
■ 日経ビジネス■ <<< 商品を売りまくる人々

「普通の会社ではやっていない 凄い売り方」の特集である。特集ボリュームの少なさを生かして、『日経ビジネス』はエッジの効いたテーマで果敢に攻めてくる。ケーススタディとしてビジネス思考の刺激にはなるかもしれない。
 アベノミクス効果によって一部で回復の兆しは出たものの、全体としては物が売れない時代が続いている。上昇が伸び悩む賃金、再び迫る消費増税。この売れない時代はしばらく変わりそうにない。が、そんな状況化でも商品を売りまくる企業と個人がいて、それを特集に持ってきた。世界の果てから地方まで、過酷な市場環境で戦う営業マンの知恵は、普通の会社では思いもつかない「規格外」の営業術満載だ。


第3位
■ 週刊東洋経済■ <<< 30年に一度の活況!?

 今週の『週刊東洋経済』は2つの特集を大きく表紙に持ってきた。1つは同誌では久々だが定番の「ホテル 激烈30年に1度の活況」。そしてもう1つは<緊急特集>「世界株式原油 非常事態」だ。ホテル特集が40ページ強の第1特集、緊急特集は実に20ページのボリュームだ。
 アベノミクスによって最も変化した産業、それはホテル業界かもしれない。訪日外国人の数は増え続け、国内のビジネス需要も堅調。ホテル幹部は「30年に一度の活況が来た」と述べる。また新たなホテルの開発も地方都心問わず活発であり、この活況に減速の兆しはないという見方が大半だ。
 北海道ニセコ町に存在する国内最大級のスキーリゾートであるニセコユナイテッド。ここが今ホテル業界のホットスポットとなっている。アジア国内外の富裕層をターゲットに外資の高級ホテルが我先にと開発を行っている。ニセコは01年以降主に豪州のスキーヤーに注目されてきたが、近年アジア近辺への需要が拡大。外国人に向けたホテルが外資によって作られるという状況となっている。しかしそれでもなおニセコから溢れ出す勢いで外国人需要は拡大しており、近隣ゲレンデにもホテル開発の波は広がっている。しかし今回も日本のベストホテルに選ばれたのは日比谷のあのホテルではある。


第4位
■ 週刊エコノミスト■ <<< 資産を殖やさないと資産は守れない

 年初に『日経ビジネス』以外の経済3誌が株式投資特集で開けた経済誌の2016年。しかしご存じの通りの大波乱に見舞われ"視界ゼロ(『週刊東洋経済』緊急特集のお言葉)"。そんな時だからこそ!? の特集を組んできたのは『週刊エコノミスト』だ。
 タイトルは「投資が恐い人の 資産防衛大綱」だ。激変相場でも慌ててはいけない。銀行任せにして投資を恐がっている人も税制の仕組みをフル活用して投資関連コストを抑制! 長期視野で投資して賢い投資で資産を増やそう! でないと資産は守れませんよ。と、『週刊エコノミスト』が「資産防衛大綱」を編纂した。ご興味がある方はどうぞ。