2015年4月22日

今週の第1位は『週刊ダイヤモンド』・・・あなたの情報 いくら?

週刊ダイヤモンド ... あなたの情報 いくら?
週刊東洋経済 ... 買っていい株 ダメな株
週刊エコノミスト ... どうなる?上期相場
日経ビジネス ... ソニーが変われぬ10の理由

 このところ経済誌が面白い。何が面白いのか? それは一にも二にも切り口が面白い、ということになります。今週の経済誌で言えば、なかでも『週刊ダイヤモンド』の切り口がよかった。「情報」をテーマにしていたのです。最近ネットを見ていると自分が買ったものや自分が見たサイトに関連するような情報が即座に手元に来るようになっていて、それはスマホにも及びます。ビッグデータの活用でこれらの情報がいとも簡単に集められるようになり、私たちは丸裸にされていっているわけです。その内部を探る企画ですから、面白くないはずはありません。これが今週の第1位です。
 次には株の特集が続きます。
 まず、『週刊東洋経済』の特集で、買っていい株といけない株の特集ですが、これは何号か前で他誌でやっていた特集ですが、そこは切り口を変え、人気マンガとのコラボのような形の特集にしています。そして、『週刊エコノミスト』も金融商品の特集です。株に為替、商品先物などの上期予測を特集しています。
『日経ビジネス』はソニーを取りあげました。ソニーがなぜ変われないか?という割に重いテーマです。OB 60人の証言が効いています。

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第1位
■ 週刊ダイヤモンド■ <<<  ヒモ付けする人、される人

 仕事上いろいろなことを調べるが、ちょっと前に都心部のマンションとアニメについてパソコン上でネット検索した。なので、現在私のネット上には新築マンション等の不動産情報がとっかえひっかえ登場し、萌え系のアプリや書籍の広告が花盛り。かなりムカつく。インターネットやスマートフォンの普及により私たちの生活は便利になったが、その対価として個人情報は吸い取られ丸裸とも言える状態だ。
 今週の『週刊ダイヤモンド』は「あなたの情報いくら?」と題し、個人データに群がるビジネスの裏側を特集する。
 収集された個人データは、本人のあずかり知らないところでさまざまな企業にも利用され、実質的に企業間で共有している。そのうちの1社と会員登録したとする。それで自分の名前の下にすべての情報が一気にひも付けされることになる。スマホなら、通話アプリもSNSもメールもネット通販もウェアラブル端末からの情報も一気通貫だ。もちろん個人のアドレス帳もアルバムも、アプリによってはアクセス可能。われわれは自分達の思っている以上に情報を吸い上げられ、その価値に気づいた企業が個人データの獲得に躍起になっている。安倍首相も成長戦略の1つに個人データの有効活用を位置づけており、法改正も視野に入れている。個人データは21世紀の「新しい石油」とも言われる。では個人はどう対応するのか? 特集Part4でそのコントロール術が提案されている。
 東短リサーチ・加藤出氏が、金融市場のコーナー(25P)で韓国の激烈競争社会について執筆している。サムスン電子の昨年の平均給与は1110万円(トヨタ自動車は790万円/2014年3月期)。さらに福利厚生も厚く、一説には子供の学校の授業料は大学卒業まで会社が払ってくれるとか。......そりゃあ熾烈になりますよ。


第2位
■ 週刊東洋経済■ <<< 上昇相場は2017年まで続く?

 4月10日、今世紀初めて日経平均株価が2万円越えの快挙を達成した。今週は『週刊東洋経済』と『週刊エコノミスト』の2誌が株式投資関連の第1特集を組んできた。『週刊東洋経済』のタイトルは「買っていい株 ダメな株」だ。あれ? 約ひと月前、『週刊ダイヤモンド』が第2特集で「買っていい株 いけない株」をやってたはずだ。なるほど、改めて株式市場への経済誌の注目度がうかがえる。
 一時的とはいえ日経平均株価が2000年4月以来、16年ぶりに2万円台に到達した。岡三オンライン証券の伊藤嘉洋チーフストラテジストは、「12年末を起点とする今回の上昇相場は17年まで続くのではないか」と予測する。2万円を越えたことでいったん調整されるだろうが、今秋の日本郵政の株式上場や2017年4月の消費税再増税を考えると、2016年も株高維持の政策が取られるはずだからだ。
 今回の特集は、この好機に株式投資を始めようという人のための入門編だ。もちろん四季報の読み取り方も解説。そして目玉は三田紀房氏の投資漫画『インベスターZ』の選りすぐり場面で解説する投資の心得、基本編だ。
 さて、今秋の『週刊東洋経済』は<巻頭特集>「ネットフリックスがやってっくる」、ジャパネットたかた創業者・高田明氏、セブン&アイホールディングス会長・鈴木敏文氏へのインタビューなど、ほかにも読み物がいっぱいで楽しい。


第3位
■ 週刊エコノミスト■ <<< 今年も5月売りはあるか

「世界経済の先行きには不透明感が漂う」--−--−。リーマンショック以降ずっとこのフレーズを見聞きし書いてきた気がするが、ただいま現在も世界経済は「不透明中」としておけば間違いあるまい。今週の『週刊エコノミスト』は、その不透明ななか投資家はどう動くのか、「どうなる? 上期相場 今年も『5月売り』はある?」で特集する。
 米国は今年秋にも経済正常化を目指して利上げに動くのではないかと予想されている。しかし、日本、欧州、そして中国は金融緩和政策を継続せざるを得ない状況。この先なにが起こるのか? 株式相場の格言「セル・イン・メイ(5月に売れ)」は起こるのか? 特集では世界マネー編、日本株編で分析する。


第4位
■ 日経ビジネス■ <<<  だから私はソニーを見限った!?

「ソニーが変われぬ10の理由」というタイトルの横に、斜め上を見つめて紺スーツでスタイリッシュにポーズをキメる男。今週の『日経ビジネス』の表紙だ。全身写真で表紙を飾っているその人こそ、平井一夫ソニー社長兼CEO。変われないソニーの、いまや象徴である。編集長インタビューに応じるのはソニーの代表として当然だが、表紙でポーズをとる姿にちょっと違和感を持った。......いや、もしかしたら平井氏は、あえて「ソニーが変われぬ10の理由」の横に自らをさらすことを選択したのかもしれないと、思ったりする。(もちろん違うだろうが)
 ソニーは苦戦している。いまやスマートなエリート社員ばかりで、往年の奇人変人の姿は見られないよくある大企業になったソニー。約20年も斬新な商品・サービスを世に送り出せていない。出井伸之氏、ハワード・ストリンガー氏と続いた「技術者軽視」の経営の帰結とも言われている。OBたちは「"普通の会社"に堕ちてどうする!」と警鐘を鳴らしてきた。しかし平井氏は「まずは普通の会社になってから再出発させたい」という考えだ。特集では「OB 60人が語る『だから私はソニーを見限った』」、平井社長への編集長インタビューなど、いまだ負のスパイラルから抜け出せていないソニーの「変われぬ理由」を掘り下げる。