2014年1月23日

今週の第1位は『週刊ダイヤモンド』・・・カネになる家 リフォーム&中古住宅

週刊ダイヤモンド ... カネになる家 リフォーム&中古住宅
週刊エコノミスト ... 不動産 節税と投資
日経ビジネス ... シリコンバレー4.0
週刊東洋経済 ... 今年から始める株・投信

 今週の経済誌で、意外に面白かったのは『週刊ダイヤモンド』のリフォーム特集です。全国には757万戸の空き家があるとかと聞くと、考え込んでしまいますが、この数は今後さらに増えていくのでしょう。そこで知恵を働かせて古屋を改造して活用したりできると同誌は説いていて、主要読者である高齢のビジネスマンに訴えています。これが今週の第1位です。
 第2位も不動産がらみです。『週刊エコノミスト』の特集は不動産に置ける節税と投資を軸に展開しています。投資物件としてワンルームマンションとリートはどちらが得かとか細かな比較が割に面白く、興味のある方にはお勧めします。
『日経ビジネス』の特集は最近大きく変化しつつあるシリコンバレーの現状をレポートしています。そちらの方に興味がある人にはお勧めします。これが今週の第3位。そして第4位は『週刊東洋経済』で、株と投資信託の特集です。今週の経済誌はカネまわりの特集が多かったのは偶然でしょうか。 

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第1位
■週刊ダイヤモンド■ <<<  75万個も空き家がある過密東京の「過疎」

 今週の『週刊ダイヤモンド』の特集は「カネになる家 リフォーム&中古住宅」。日本の家余りが深刻だ。その数757万戸。空き家率全国1位は20.3%の山梨県。しかし空き家は地方だけの問題ではない。数では75万戸の東京が筆頭。それに大阪、名古屋と続く。そしてこの空家、何よりも問題なのは、所有者にさまざまなリスクを突きつける存在なのだ。老朽住宅が崩れ、隣家に迷惑をかけたり怪我人が出ることもある。空き家は相続税の計算でも不利となる。「古びた空き家は売る、貸すなどの方法で、お金に換えなければ、将来所有者にとって価値ゼロどころか、大きな負債になる可能性」があるのだ。この問題を取り上げ、「カネになる」存在に変換しようというのが、今回の特集テーマだ。
 カネになる家にする方法で、一番分かりやすいのはリフォーム。リフォーム業者は独立系の工務店が大半を占めるが、近年ハウスメーカーだけでなく、家電量販店などの大手が参入してきている。本誌ではアンケートで「大手リフォーム業者満足度ランキング」を実施。難しいリフォーム業者選びの得する最新ノウハウに迫る。また、「中古住宅」に関しては、その価値が維持されている"ビンテージ"中古マンションのランキングから、高価値の理由を探る。駅から1〜2分の「一番立地」やタワーマンション、広尾ガーデンヒルズといった有名物件など、築年数別で評価する。
 第2特集は、食卓は時代を表す「食卓激変 時短とこだわりが市場を創造」。


第2位
■ 週刊エコノミスト■ <<<  不動産からはじめる投資

 年が明け、『週刊ダイヤモンド』とともに不動産関連のテーマが『週刊エコノミスト』でも特集された。タイトルは「不動産 節税と投資」。タイトルに目新しさはないが、テーマを、"投資資金を持つエコノミスト読者"層に絞り、ピンポイントで2014年の不動産投資をレポートしている。
 プロローグのタイトルは「個人の"一棟買い"増える 相続増税も後押し」。アベノミクスによる景気の好転が報じられるようになって以降、「ミドルリスク・ミドルリターンの投資先として不動産が着目され」(不動産業界関係者)、個人の2〜3億円程度の物件への問合せが5割増だそうだ。2015年の相続増税対策も後押ししている。そこで、具体的な投資先・節税対策対象として「REIT」と「ワンルーム」をしっかり掘り下げようという内容だ。
 金融商品であるREITは手軽さや小口での投資ができ、税金は20%とワンルームより低い。比べて、ワンルームはまとまった資金や、綿密な収支計画を立てる手間が必要になってくるが、評価額を大幅に下げられ、遺産分割対策として有効だ。「徹底比較 J-REIT 全43銘柄」「物件見て歩き プロと一緒に投資マンション品定め」など、不動産投資を考えている人にはとっかかりとして面白く読める特集だ。


第3位
■日経ビジネス■ <<<  第4世代に移りつつあるシリコンバレーの今

「シリコンバレー」という言葉が初めて使われた時期を覚えているだろうか? メルマガ読者のなかにはその頃まだ子どもだったり生まれていなかった方もいるだろう。それは1971年、インテルが世界初のマイクロプロセッサー『4004』を開発。「シリコンバレー」の名が世界に広まったのだ。それから40年。常に最先端のテクノロジーやビジネスを生み出し続けたシリコンバレーが、次に生み出すものは何なのか。今週の『日経ビジネス』は、「シリコンバレー4.0」と題してシリコンバレーの今を特集した。
 シリコンバレーで大移動が起きている。決済サービスのスクエアといった有望スタートアップベンチャーがサンフランシスコに北上しているというのだ。本家本元である、パロアルトやマウンテンビューにも依然としてフェイスブックやグーグルは残っている。しかし、都市型の生活を好む次世代エンジニアはサンフランシスコを生活の拠点としつつあり、企業も対応するようになったのだ。
 他にも、シリコンバレーで変化が起きている。ガレージではなくコワーキングスペースでの創業や、クラウドファンディングでの資金調達や企業支援の活用が増加。また、クラウドサービスによるコスト低廉化も起業を後押しする。こういった良いものを取り入れる姿勢はどこよりも貪欲だ。
 そして、イノベーターが生まれる続ける理由がもう1つ。それは、成功した者が次世代を育てることだ。2013年、大手VCのドレーパー・フィッシャー・ジャーベットソンの創業者ドレーパーが次世代育成のために大学を開校した。
「日本はこの聖地から何を学ぶか」。本文では「シリコンバレーの生態系」を根付かせたフィンランドの取組みが紹介される。その本質は「人の関係を密にする場作り」だという。


第4位
■ 週刊東洋経済■ <<<  NISAからはじめる投資

 NISAが好調だ。「100万円まで非課税」のキャッチーなフレーズと共に、昨年から注目されてきたNISA。すでに口座開設数が500万件にものぼり、現在は、窓口で1ヵ月待ちという状態だ。賛否はあるものの、新しい動きとしては成功している。新年明けて3週め、『週刊東洋経済』が2014年第1弾の投資特集「今年から始める株・投信」を持ってきた。
 上昇への期待が膨らむ日本株だが、「2014年は本気で資産運用」ということで、まずは1年分の経済関連行事を記載したカレンダーから始まる。本文は「株」・「投資信託」の2章立て。「投資信託」は、「NISA丸わかり活用術」をトップ記事に、お薦めファンドに投信の注意点と、堅実な投資術を指南する。「株」は2014年予測・投資術・お薦め銘柄という王道の構成だ。経営コンサルタント小宮一慶氏による「金融機関が教えない資産運用術」では、個人投資家が気をつけるべき4つのポイントを自身のポートフォリオを説明しながら教えてくれる。ネット社会では欠かせない株式投資関連の情報サイトは、初級者向けから上級者向けまで表組で並ぶ。2014年の5つの相場テーマや四季報の見方・使い方も駆け出し個人投資家にはうれしい記事だ。
 第2特集は「転職のリアル」。35歳を越えると転職は難しいと言われていたが、それはもう過去の話。今より上の環境を目指す「リベンジ転職」が盛んになってきている転職事情を伝える。